金魚の島 

GWの中日、あいにくの曇り空でしたがちょっと行ったとこがあります。
うちから西に向かって車で2時間あまり、ここの県のいちばん東にある大島という島です。
大島は上から見るとちょうど金魚のような形をしていて
そのしっぽ辺りからは、お天気のいい日には遠くに四国を眺める事もできます。
みかんの産地でもあるけど、とにかくお魚がおいしい^^v
で、お魚の話ではないのですが^^;
そんな島に特別な思いがあります。 
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主人が数年前、単身赴任をしていた地です。
金魚のくびれ辺りにある町は、漁業とみかん畑の小さな町で
ここに赴任が決まった時、まだ下の娘が高校生だったので引き続いての単身でした。
海沿いに用意された古い一軒の借り上げ社宅にひとり分の荷物を入れた後
帰り道、また少し不自由な暮らしをさせてしまう事を思いながら
夕日に照らされた海が綺麗すぎて、ひとりセンチな気持ちにひたってました。(T-T*)
そんな私の心配はご無用で、主人はここでの生活をしっかり楽しんでたのですが(笑)

そろそろ次の転勤も近いかなと思っていた頃、夜中に一本の電話があり
島の病院からでした。
主人が運びこまれたとの連絡。取り急ぎ、本人の確認やら、怪我の様子やら
ようやく訳がわかったのは、何回目かの連絡の後でした。
自転車で転んだ...独り相撲ですww
すぐにでも駆けつけたいのは山々だったけど、動きがとれず...
始発の新幹線と在来を乗り継ぎ、やっと橋までたどり着いた時
とっても遠くへ来た気がして、不思議な感覚でした。
金魚のシッポ辺りの病院までは車で30分
頼んでおいた姉の運転する車に乗って、信号機もほとんどない海沿いの道をひたすら走り。

先生の説明では「島の病院では対応できないので、どこか大きな病院へ運びます」
その事は電話で聞いていたので、夜中に医療相談やら、ネットで調べたあげく
幸いにも上の娘が勤める大学病院にお願いする事ができました。
3日後、救急車で搬送されながら島を出るという異常な事態にも
私がしっかりしなくちゃ、との思いが強かったのか、不思議と元気だったと思います。
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顎の骨の骨折で、ばらばらになった骨をきれいにつなぎ合わるという
ジクソーパズルと、パッチワークを合わせたような手術は6時間もかかったのですが
手術前に説明のあった後遺症も残らずに終わり
一歩間違えば...という大怪我でしたが今では笑い話のネタにも。

退院間近には5分粥が食べられる位になっていましたが
喋れない、食べれないベットの上で考える事は、1日でも早く仕事の持ち場に帰りたい
それしかなかったようで...
退院したその日に午後には、職場に出たいと言うちょっと無謀な気持ちを
止めることは出来ずに、しばらく私もいっしょに島で暮らすことにしました。
退院してから自宅にもどり、トランクいっぱい荷物をつみこんだ車で走る事2時間。
島に戻る橋を渡る時、3週間の張り詰めた気持ちがいっきに溶けて
金魚のくびれにある町まで、涙があふれて止まりませんでした。
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それから間もなく異動があり、大島からは離れたのですが
美味しいお魚が食べたくなると、この橋を渡ります^^v
by koko-ran | 2009-05-12 17:01 | むかしのこと | Comments(18)
Commented by chirumegu at 2009-05-13 20:25
(ノДT)アゥゥ
(-公-、)
(T_T)
(泣)
を、いっぱい合わせたような、想い出じゃね。
言葉では言い尽くせないくらい、大変な時の流れだったね。
そんな夫婦のきずなは、いっそう深まった・・・と、思う。
二人にしか分からない世界だよ。
これからは、この ↑  ↑ の 金魚のくびれ辺りの場所と想い出を、二人で大切にあたためて、いってね。^^
わしも、いっぱい泣かせてもらった。
Commented by kisaragi87 at 2009-05-14 06:14
今だからこうして書けるし、懐かしむこともできるけれど
その時はどんなに大変だったことか・・
ご主人も三日後に搬送って、三日間の長さを思うと(ノДT)アゥゥ
島での生活ってそれが現実なのだなってあらためて思いました。
金魚のくびれ辺りにある町、
そこに帰る時、張りつめていた想いがいっきにほどけて
涙ぽろぽろだったkokoさん、ご主人も胸がきゅんとしただろうなあ・・

今こうして二人でたずねることができる場所、
金魚のくびれにある町には、
きれいな夕日と美味しいお魚と、そして思い出がいっぱいね^^
Commented by marcella10 at 2009-05-14 08:01
ほんと、思い出として書けるようになってよかったですね〜。
単身赴任先での事故だっただけに、お二人とも、さぞ心細かったでしょう。
ワタシもジジが急に緊急手術で入院したときは、一人になったとたんに涙がぼろぼろでした。心細くてたまりませんでした。
ところで、どんなお魚を召し上がったのでしょうか?
「続きあり」ですよね?^^
Commented by hokkori-hime at 2009-05-14 08:41
大変やったんやねぇ~~
お父さんも、一人で心細かったろうけど、kokoさんの方がもっと心配だったろうと。。。。
今は、思い出、一緒にたずねるときには、二人でその頃のことを思いだ出すんでしょうね~~

うん、うん、島って、お魚が美味しいよね~~
Commented by flower-hiro18 at 2009-05-14 13:19
張りつめているときは泣けないものですよね。
ひとたび、プツンっと糸が切れるとボロボロ涙があふれる・・・。
素敵なお話ありがとうございました。
Commented by koko-ran at 2009-05-14 14:03
ちるん。
いっぱいの(ノДT)アゥゥの話、これをなくして語れない、ってとこ。^^w
まだ3年も経ってない、いやもう3年かなぁ。
そうそう、2人にしか分らない世界。ちるんとこのもいっぱいあったよね。
でぶにぃとのきずなもさらに深く...じゃ。(^^)

金魚さんの島ではね、島であればこそかな、あったかい方達が多くてね。
地域の方とのつながりは一番強かったみたい。
こんな事もあったけど、いい事もたくさんあったけまた行きたくなる。^^
今でも島をウロウロしてると、「あらちょっと~」、と声をかけてくれるんよ。♪
Commented by koko-ran at 2009-05-14 14:18
きさらぎさん。
この時は、とにかく命さえ...との思いでした。
島には口腔外科がなくってね、とりあえず運ばれた病院では携帯も届かなくて、都会の病院じゃあ考えられないですよねー。ww
主人は喋れないし、会社へのやりとりやらもう大変でした。

誰が見ても何ヶ月もかかるかなと思ってただけに、
3週間あまりで島にもどれた時は、いっぱいの涙でした。
でも、運転席から「なんで泣きよるんか?」と素朴な疑問が。(笑)
主人は涙もろいとこがあるので、泣かせたら危ないと思ってね
私は金魚のくびれまで、ずっと左を向きっぱなし。^^w
もう、この島にいくと、想い出いっぱい、お腹もいっぱいじゃ。^^v
Commented by koko-ran at 2009-05-14 14:30
まるこさん。
うん、こうして書けるのも、いろんな方のおかげです。
英会話サークルの集まり(お酒まじり)の帰りの出来事だったんですが、
後ろから来てた同じサークルの方が見つけてくれて、その方が島の保健師さんでね、救急車が来るまで適切な処置をいて頂いたとか。^^

ジジさんにもそんな事が。(--,)
そうそう、本人の前では泣けない。
知り合いもいないとこでの、一人での不安って大きいー。
カーテン引いていっぱい泣きました。(ノДT)アゥゥ

あらっ、お魚ね、ごめんなさ~い。お腹一杯で忘れてしまいました。(笑)
Commented by koko-ran at 2009-05-14 14:41
ほっこりさん。
明日のことは分らない、本当にいろんな事があるんだなーって思います。
いっぱい心配だったけど、ちゃんと三食食べてました。^^v
こんな時でも人間ってお腹がすくのかな~、と。(笑)
私が倒れたらいけないと、なんか必死で食べてたような気もするワ。^^


この辺りもけっこうお魚は手に入りやすいけど、
やっぱ島のお魚は新鮮、おいしい~。♪
大島はええところよ~~。
Commented by koko-ran at 2009-05-14 14:53
ひろさん。
大島から宇部まで運んでもらったんですよ。タダで。(笑)
自宅に帰って一人になった時も、わっと泣きました。
主人の前では不思議と元気なのにね~。
でも、さすがに橋を渡る時には勝手に涙が出てでて、
どうしようもありませんでした。
いつもより長い話、読んでくださってありがとう。
Commented by fruitbox-55 at 2009-05-14 22:47
しっかりしなきゃ!って張り詰めてる時は無我夢中。。。
旦那様の前では気丈に明るく振舞っていたんでしょうね。

久しぶりの金魚の島で
♪あんな時代もあったねと~
旦那様と美味しいお魚食べて めでたしめでたし^^v
Commented by koko-ran at 2009-05-15 21:51
fruitboxさん。
無我夢中の時は気がつかないんだけど、
張り詰めた糸がきれた後のエネルギー切れもずごかったです。(-_★)

♪こんな時代もあったけど~
    いまは笑って話せるわ~♪  
人生一瞬さきは闇、いえ、一瞬さきは目の前がコンクリートよ。;;
Commented by pegion at 2009-05-17 21:17
人生何があるかわかりませんね。
気をつけて生涯を送りたいものです。
Commented by koko-ran at 2009-05-18 14:15
pegionさん。
おはつ、ですね。^^v
この怪我は、不注意なんですけどね。ww
でも、こんな事があってからいろんな事に気がついたし
気をつける様にもなったと思います。
喉元すぎれば...にならないように。^^ww
Commented at 2009-05-18 17:23
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pegion at 2009-05-19 20:57
最近魚が食べたくてしかたないです。
お肉もいいけど魚かな。
Commented by migama001 at 2012-12-18 09:09 x
私は上記URLの運営者です
こんなページ初めて見させていただきました
私は今この島に住んでいます
良い島です
スローな人生が楽しめます
とっても気に入っています
今は島にも橋が架かって何時の時間でも自由に本土と行き来出来ます
私のページも時間が有る時に覗いてください
Commented by koko-ran at 2012-12-22 23:52
三蒲さん。
私の拙いブログを読んでいただき、ありがとうございました。
そちらのブログも先ほど見させてもらいました。

大島、私も大好きな所です^^v
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